福島県南会津郡にある観光名所「大内宿(おおうちじゅく)」。
大内宿は、1年を通して愛犬とのお出かけにぴったりな観光スポットです。
特に冬の大内宿は雪景色が美しく、また違った宿場町の趣ある風景を愛犬と一緒に楽しむことができます。
冬の注意点や犬連れでのアクセス方法なども交えて、犬連れ福島旅行の体験記をご紹介します!
※この記事は2025年1月3日に公開した記事ですが、修正・追加情報を加え2025年8月19日に再公開しました。
▼愛犬はお留守番にして人間だけでの旅行を検討している方は、こちらも参考にしてください。
大内宿ってどんなところ?
基本情報

大内宿は、福島県南会津郡にある「国選定重要伝統的建造物群保存地区」です。
茅葺き(かやぶき)屋根の民家が街道沿いに立ち並ぶ、江戸時代の宿場町がそのまま残る観光名所です。
現在もこの景観を引き継ぐため、店舗兼住居として生活している住民がいます。
「売らない・貸さない・壊さない」の3原則を守り景観保存と伝統の継承に取り組んでいるそうです。
大内宿の中には、歴史ある民宿や食堂、お土産屋さんが約40軒あります。
山の中にあるので、冬は一面の雪景色で幻想的な雰囲気に包まれます。
犬連れでのアクセス
- 車で行く
- 電車+タクシーで行く
- 観光バスツアー
車で行く

犬連れの方は、車で行く方が多いと思います。
会津若松市内からは約1時間。東京や仙台からは約3時間です。
冬季は雪が多いためスタッドレスタイヤが必須です。
福島県では、冬季にスタッドレス未装着の場合交通違反になり罰金もあります。

大内宿の前には有料の駐車場があります。
駐車料金(現金)
- 軽・普通車 500円
- マイクロバス 1500円
- 中型・大型バス 3000円
観光案内所やトイレも併設されています。
電車+タクシーで行く

鉄道の最寄り駅は会津鉄道の「湯野上温泉駅」です。
犬連れでなければ、湯野上温泉と大内宿を往復運行するバス「猿游号(さるゆうごう)」に乗って大内宿まで行くことができます。前日までの予約のお客様が優先のようです。詳しくはこちら。

犬連れの方は、JRは規定サイズ以内の動物専用ケースに入れ「手回り品きっぷ290円」で乗車可能です。
会津鉄道と猿游号についてはペットルールの詳細が載っていなかったので、各社に電話して確認しました。
会津鉄道は、犬の体全体が収まるケースに入れ出さなければ乗車可能とのことでした。サイズ制限も特になく、手回り品などのきっぷも必要ないそうです。
猿游号については、ペットアレルギーの方もいるので乗車はできないとのことでした。
そのため会津鉄道の「湯野上温泉駅」からタクシーまたは徒歩(約1時間半)で向かうことになります。
タクシーは基本的に犬の体全体が収まるケースに入れ出さなければ乗車可能なことが多いです。運転手さんによって違うかもしれないので確認してください。

観光バスツアー
遠方から行く場合、乗り換えも多く交通費がかさむので観光バスツアーへの参加を検討するのもありです。
犬連れ可能かは分かりません。ツアー会社にお問い合わせください。
冬の大内宿での体験
2024年の年末に行った時の体験記と合わせてご紹介します。
大内宿へ

エンゼルフォレスト白河高原から大内宿へ向かいました。
雪道だったので、車で約1時間ほどの道のりでした。

到着

大内宿は一般車両の立ち入りが禁止されています。駐車場から歩いて大内宿に入って行きます。

愛犬は寒くても散歩が大好きなので、喜んで歩いていました。
雪がありましたが、地面は踏み固められていたので歩きやすかったです。

茅葺き屋根と雪のコントラストが美しい。

街道沿いに高倉神社の鳥居があります。
神社はここから250m先にあるようで、ゆっくり歩いて約15分くらいだそうです。

こんなに長くて大きな氷柱(つらら)が見れるのも冬ならではです。

クリスマスツリーのような木がありました。日本らしいオーナメントが可愛かったです。

晴れていてとても気持ちよかったです。
見晴台

大内宿の奥にある小高い丘(見晴台)に登って行きます。

冬は雪が多いので、滑らないように注意が必要です。
石段が滑り台のように平らになっていました。

大内宿を見渡せる見晴台からの景色は絶景でした。
ゆっくり約1時間ほど散策を楽しみました。
愛犬と行くときの注意点
- リードとマナー:観光客が多い場所なのでリードは必須。他の観光客に配慮。
- 排泄物の処理:万が一排泄した場合責任を持って処理する。
- 防寒対策:愛犬用の防寒服や靴を用意。路面が凍結していることも多い。
- 足元のケア:雪や塩化剤から足を守るため、散策後は足を拭いてあげる。
- 持ち物:駐車場から宿場町までは徒歩で移動するため、キャリーバッグがあると便利。
観光客が多いのでリードは短く持って、他の観光客への配慮を忘れずに。
大内宿内で排泄させないようにするのがマナーですが、万が一排泄した場合責任を持って処理しましょう。
とても寒かったので、マンダリンブラザーズで購入したリバーシブルダウンが重宝しました。
地面の雪は踏み固められていたので、靴は履かせませんでした。
帰る時には愛犬の脚が濡れて汚れていたので、ワイプを持って行って正解でした。
愛犬の性格やサイズによってスリングやキャリーバッグ、カートなど普段使用している物を持参しましょう。

冬のドライブ&アクセスのポイント
- 冬季はスタッドレスタイヤ必須
- 人間も防寒対策
- 事前にお店の営業日や営業時間を確認
- 渋滞や急な天候の変化に備えて、時間に余裕を持った計画を
- 屋根からの落雪に注意
福島県では、冬季にスタッドレス未装着の場合交通違反になり罰金もあります。
冬は防寒対策を忘れずに。雪が多いので滑りにくい雪用の靴か、簡単に装着できる滑り止めをおすすめします。
さらに冬季や年末は特に、休業しているお店がたくさんあります。
お目当てのお店や食堂がある場合、公式サイトから確認しておきましょう。
冬はテラス席がほぼないので、犬連れでの食事は難しいです。
そして屋根に積もった雪が落ちるととても危険なので、注意して歩きましょう。

冬の大内宿まとめ

大内宿は、1年を通して犬連れで楽しめる観光スポットです。
冬は雪が多くテラス席がほぼないので犬連れでの食事は難しいですが、散策するだけでも十分に楽しめます。
冬は特に幻想的な雪景色を堪能することができますが、注意も必要です。
さらに愛犬と一緒に楽しむためには準備とマナーが大切です。
冬ならではの美しい風景をぜひ愛犬と満喫してください!
会津エリアは「鶴ヶ城」や「塔のへつり」など見どころが多く、大内宿の近くにはペットフレンドリーなリゾート施設「エンゼルフォレスト白河高原」もあります。
旅行プランに組み合わせると充実度が高まるので、ぜひチェックしてみてください。