アメリカで愛犬のグルーミングをお願いしようと思ったとき、「料金の相場はいくら?」「チップはいくら必要?」「日本とどう違うの?」と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。
私はアメリカで犬を飼い始めたため、日本のグルーミング事情をほとんど知りませんでした。そんな中、一時的に日本に引っ越した際にグルーミングサロンを利用して驚いたのが、「技術の高さ」と「サービスの手厚さ」。全然違う…!!
アメリカのグルーミングは、日本とは文化や考え方が大きく異なります。料金の仕組みだけでなく、チップの習慣やカットスタイルの基準まで違うため、事前に知っておかないと戸惑うことも少なくありません。
この記事では、私が過去5年間の実体験をもとに、アメリカのグルーミング事情について、料金相場・チップ・スタイルの違いから英語でのオーダー方法まで、愛犬家が知っておきたいポイントを分かりやすく解説します。
アメリカの犬のグルーミング事情とは?
グルーミングサロンの種類
大きく分けて5種類のサロン形態があります。
- 大型チェーン系サロン – 店舗数が多い。効率よく多くの施術をこなす。比較的早く終わる。料金が手頃。予約が取りやすい。
- ローカル系サロン – 1頭ずつ丁寧に時間をかけて施術。デザインカットや細かい要望にも対応。SNS発信や途中や最後に写真撮影など独自のサービスを提供しているサロンも多い。
- モバイルグルーミング – 自宅前まで来てくれる。他の犬と接触しない。忙しい方や車移動が難しい方に人気。対応エリアは限られている。
- 自宅サロン – 自宅の一部をサロンとして運営。アットホームな雰囲気。犬もリラックスしやすい環境。
- 専門サロン – 特定犬種に特化。デザインカットに特化など。高額。
それぞれメリットやデメリットがあるので、自分のライフスタイルや愛犬に合ったサロンを選ぶことが大切です。
サロン・グルーマーさんの探し方
- GoogleマップやGoogle検索を使って、評価やレビューを確認する
- レビューの内容(仕上がり・対応・時間)までしっかりチェックする
- SNSがあれば、サロンの雰囲気や仕上がり写真を見る
- 同じ犬種のカット実績があるか確認する
- 料金だけでなく、サービス内容や所要時間も比較する
- 実際に通っている人や友人の紹介を参考にする
- 複数のサロンやグルーマーさんを試して、自分たちに合うところを見つける
「dog grooming near me」と検索して、お近くのサロンを探してみてください。
愛犬にとっても飼い主にとっても相性の良いグルーマーさんを見つけるのは、日本と同じように時間と根気が必要な場合があります。
愛犬の性格やサロンの雰囲気、立地、予算などを基準に選ぶ方が多いと思いますが、同じサロンでもグルーマーさんによって仕上がりや対応が大きく異なることもあります。
私は普段、近所の大型チェーンのグルーミングサロンを利用しています。何人かのグルーマーさんを試した結果、今は信頼できる方に出会うことができました。料金も手頃で、施術時間はだいたい3〜4時間ほどです。ヘアカットも日本のような立体感のあるテディベアカットではありませんが、満足しています。
愛犬との相性、料金、施術時間、そして仕上がり。これらのバランスを見ながら、自分たちに合ったサロンを探してみてください。
料金の相場
- 小型犬(〜25lbs):50〜120ドル
- 中型犬(26〜60lbs):60〜150ドル
- 大型犬(60lbs+):120〜200ドル+
一般的にフルグルーミングに含まれるものは、下記のようなものです。
- シャンプー
- ブロー&ブラッシング
- カット
- 爪切り
- 耳掃除
- 肛門腺ケア
アメリカのグルーミング料金は、日本と比べてやや高めです。そもそも日本に比べてアメリカは、物価が高いのでそれは仕方ないと思います。
Doodleなどの犬種やロサンゼルスやニューヨークなどの都市部では、さらに高くなることもあります。
また以下のような場合、追加料金が発生することもあります。
- 毛玉が多い場合
- 扱いが難しい犬
- 特別なカットの指定
そのため、最終的な金額は100ドルを超えることも珍しくありません。
サロンによっては、9回分購入すると3回分が無料になるなど、パッケージで販売しているところもあります。気に入ったサロンを見つけたら、パッケージで購入するとお得です。
私は大型チェーン店でパッケージを利用しており、通常は1回約$80のところ、1回あたり約$60ほどで利用できています。(愛犬のサイズは23lbs)
5年前に一度、日本人経営のサロンを利用したことがあります。とても丁寧で可愛く仕上がりましたが、約6時間くらい時間がかかり、料金は120ドルに加えてチップが必要でした。
仕上がりには満足していましたが、かかる時間と料金のバランスが自分には合わず、それ以降は利用していません。
チップ文化について
料金の15〜20%
例えば80ドルの場合、12〜16ドル程度が目安になります。
アメリカでは、グルーミングでもチップを渡すのが一般的です。
チップはサービスに対する感謝の気持ちを表す文化で、日常的なマナーとして定着しています。そのため、特に大きな不満がない限りは、チップを渡すのが基本と考えておくと安心です。
もし仕上がりや対応に気になる点がある場合は、チップを減らすよりも、その場でやんわり伝えるのが一番です。支払いをして帰った後にクレームの電話をしても対応が難しいと思います。それは世界共通ですね。
アメリカでサービス業で働く者にとってチップは大事な収入の1つです。忘れずに渡しましょう。
チップを渡すタイミング
- 支払い時本人に直接渡す
- 本人がいない場合封筒に入れ名前を書いてあとで渡してもらう
- 次回会う時に前回の分として渡す
本人がいないときに他の人に渡してほしいとお願いしても、実際に本人に届いているか分からない場合があります。
感謝の気持ちをしっかり伝えるためにも、チップは本人に直接渡すのが基本です。
チップを渡す方法
- 現金が一番喜ばれる
- VenmoやZelleなどで送る
- カード決済の時に上乗せする
アメリカはキャッシュレス社会のため、現金を持っていない場合も多いと思います。
そのような場合は、VenmoやZelleで送ってもよいか本人に確認してみてください。
日本とのスタイルの違い


- 見た目重視
- 長めのふわふわなスタイル
- 立体感のある丸みのある仕上がり
- デザインカットが人気
- 手入れのしやすさ重視
- 全体的に短め
- ナチュラルでシンプル
- 犬種本来のスタイルを重視
好まれるスタイルは、日本とアメリカで大きく異なります。
例えばプードルでも、日本は長めでふんわりとした仕上がりが多いのに対し、アメリカでは短めで実用的なカットが一般的です。
同じテディベアカットでも、お顔のカットが全然違います。日本は立体的な丸みがあり、アメリカはざく切りが多いです。もちろんグルーマーさんによっても違いますが、個人的な経験談です。
どちらも可愛いので満足してます。
グルーミングの頻度
4〜8週間に1回
アメリカでも、定期的にグルーミングを行うのが一般的です。
これは見た目を整えるためだけでなく、皮膚の健康や衛生管理のためでもあります。抜け毛対策や皮膚トラブルの予防としても、とても大切です。
アメリカでは比較的短めにカットすることが多いため、日本に比べてグルーミングの間隔を少し長めにあける飼い主さんが多い印象です。
私は約6週間に1回サロンに通い、その間に1回は自宅でシャンプーをしています。
日本にいた頃は長めのスタイルにしていたので、4〜5週間に1回のペースで通っていました。

グルーミングの英語オーダー方法(例文付き)
アメリカでは希望を具体的に伝えることが重要です。
■ 基本フレーズ
- Just a trim, please.(少し整えるだけでお願いします)
- I like fluffy.(ふわふわが好きです)
- Shorter, but not too short.(短く、でも短すぎないように)
- Leave the ears longer.(耳は長めに残してください)
- Trim around the eyes.(目の周りをカットしてください)
- Keep it natural.(自然な感じにしてください)
- Let me know if it needs to be shaved down.(毛を短く刈る必要があれば教えてください)
■ よく使う表現
- Same length all over(全体を同じ長さに)
- Clean feet(足先をすっきり)
- Round face(丸い顔)
写真を見せながら伝えるのが最も確実です。
細かいニュアンスは伝わりません。要望があれば細かく伝えましょう。
アメリカのグルーミングでよくあるトラブルと原因
よくあるのが
- 思っていたより短い
- イメージと違う
- 毛玉が多くて丸刈りにされた
というケースです。
テディベアカット
例えば「テディベアカット」と一言で言っても、日本とアメリカでは全く違う仕上がりになります。
日本の写真を見せたとしても、そもそも学んできたカットの方法や考え方が違うので、再現するのは難しい場合も多いです。
これは技術の問題というよりも、お互いの「基準の違い」「好みの違い」によるものだと思います。
また、日本は見た目の可愛さを重視する傾向があるのに対して、アメリカは機能性や犬への負担の少なさを優先することが多く、同じオーダーでも仕上がりが変わることがあります。
そのため、この違いを理解した上で、ある程度の妥協も必要だと感じています。お互いの歩み寄りが大切です。
もしどうしても妥協できない場合は、アメリカでも日本のようなデザインカットができるスペシャリストを探す必要があります。
丸刈り


また、アメリカでは毛玉が多い場合、比較的早い段階で丸刈りにする印象があります。事前の相談や連絡がないまま「毛を刈られてしまった」という話を聞いたこともあります。
実は、私の愛犬も一度丸刈りになったことがあります。事前に連絡はきませんでした。事後報告。笑
ショックでしたが、そのときは毛玉がかなりひどく、愛犬の負担も考えると正直仕方ない状況でした。予約がリスケされグルーミングの間隔が3か月も空いてしまったことや、日々のお手入れが十分でなかったことが原因です。
毛玉を無理にとかすのは犬にとってストレスになりますし、時間もかかります。また、丸刈りにするのも神経を使う作業で、決して簡単な判断ではないそうです。
それでも、アメリカでは早めに丸刈りを選択することが多い印象です。特に大型チェーン店では、施術時間の制約もあり、その傾向が強いのかもしれません。
愛犬もどことなくスッキリした表情。笑
同じようにお手入れをしていても、日本では一度も丸刈りや極端に短くされたことはありませんでした。
このあたりにも、日本とアメリカの考え方の違いを感じます。
対策|一番大切なのはコミュニケーション
アメリカでグルーミングを利用する際に最も重要なのは、要望を明確に伝えしっかりとコミュニケーションを取ることです。
これは世界共通ですね。
母国語ではない英語でニュアンスを伝えるのは難しいですが、
- 具体的に説明する
- 写真を見せる
- 長さや仕上がりを明確に伝える
- 毛玉のほぐしは追加料金でも対応してほしいのか、追加料金は避けたいのか
- これだけは避けてほしい点を伝える(あれば)
- 毛玉が多く丸刈りになる可能性がある場合は、事前に連絡してほしいと伝える
こうした一手間で、仕上がりの満足度は大きく変わります。
最初は難しく感じるかもしれませんが、回数を重ねるごとにお互いの好みやイメージを共有できるようになっていきます。これは日本でも同じといえるでしょう。
あとは日々のブラッシングなどのお手入れが大事です。
私は必ずグルーミングの直前に自分でブラッシングしてから行きます。グルーマーさんの手間も少しは減るかな?と思っています。
まとめ|アメリカのグルーミングで失敗しないポイント
アメリカの犬のグルーミングは、日本とは異なる文化があります。
- 料金はやや高め
- チップ文化がある
- スタイルは見た目より実用性重視
- 毛玉があると丸刈りになることが多い
これらを理解しておくことで戸惑うことは少ないと思います。
また、満足のいく仕上がりにするためには、自分に合ったサロンとグルーマーさんを見つけること、要望を明確に伝えること、そしてしっかりコミュニケーションをとることがとても大切です。
事前に希望のスタイルや長さをしっかり伝え、写真を見せたり、気になる点や不安な点をあらかじめ共有しておくことで、イメージのズレを防ぐことができます。
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