ペットの迷子防止にAirTagは有効?メリットとデメリット|おすすめカバー紹介

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ペットの迷子防止にAirTagを使うメリットとデメリット|おすすめカバー紹介

今回は、AppleのAirTagをペットに装着するのは有効なのか?メリット・デメリット、ペット用におすすめなAirTagカバーも紹介します。

どんなに注意していても一瞬の隙に、ペットが迷子になる可能性は誰にでもあります。

アメリカでは特にビーチやトレイルで犬と自由に散歩できる反面、迷子のリスクが高まります。

以前はGPS機能が付いたアメリカの会員制スマート首輪「Fi(ファイ)」を愛用していましたが、日本へ移住した時に売ってしまいました。(現在アメリカに戻ってきました。)

そして最近友達の愛猫が迷子になり、張り紙やチラシ配りを手伝いましたが1週間見つからず…。

幸い1週間後に下のアパートのキャビネットの中で見つかりました。

この一件で、迷子タグはもちろんトラッカーの必要性を痛感しAirTagを活用し始めることにしました!

目次

AirTagとは?

AirTag
Amazon.com
  • Apple社の小型トラッカー
  • 直径31.9mm、厚み8mm、重さ約11g
  • 白くて丸いミニマルなデザイン
  • カスタム刻印も可能
  • 防水(IP67)
  • 工具不要でカバーを回すだけで交換できる
  • ボタン電池(CR2032)で1年以上持つ
  • 1個$24、4個$79.98(2025年8月現在 – Amazon.com)

AirTagはAppleが開発した小型の紛失防止トラッカーで、iPhoneの「Find My(探す)」アプリを使って場所を特定できます。

GPSとは違い、Bluetoothと周囲のAppleデバイスネットワークを使って位置を割り出す仕組みです。

公式にはペット追跡用として推奨されていませんが、実際にはペットの首輪などに取り付けて利用する人が多くいます。

ペット用のAirTagカバー(ホルダー)と併用することで、安全性と装着性が高まります。

AirTag自体が防水なので、万が一濡れても大丈夫です。※完全防水ではありません。

「IP67」とは、防水性能を示す国際規格 「IPコード(Ingress Protection Code)」 で
「水に対する耐性」のレベルを表しています。

  • IP:Ingress Protection(侵入に対する保護)の略
  • 6:防塵等級(0〜6のうち、最高レベル – 完全な粉塵の侵入を防ぐ)
  • 7:防水等級(0〜9のうち、高レベル – 1mの深水に30分沈めても機能に支障なし)

工具不要で回すだけで簡単に開けることができます。

GPS付きの物と比べ比較的安く、Apple製品ユーザーであれば設定も簡単で活用しやすいです。

健康被害はある?

一番心配になったのが、AirTagを装着して健康被害がないのかです。

生活環境、普段の食生活、運動量などいろんな要因が関係することなので、一概には言えないことでもあります。

ネットで検索すると、「AirTagを使用していたペットがガンになった」という飼い主さんもちらほら。

目には見えない「電磁波」はペットにとって安全なのか?

調べたところ、AirTagのBluetoothの出力はスマートウォッチやワイヤレスイヤホンと同等だそうです。

iPhoneは音声通話・データ通信・Wi-Fi・Bluetoothなど複数の電波を同時に使用するため、総合的な電磁波の出力はAirTagよりはるかに高いそうです。

しかしどちらも国際安全基準を満たしているそうです。

たしかに毎日一日中iPhoneを使っていてガンになったなど、健康被害の話はそこまで耳にしません。

私たちはそこまで心配する必要はないのかな?という結論に達しました。

壊したり飲み込んだりする物理的なリスクには細心の注意が必要だと感じました。

健康被害については個人で考えが違ってくると思うので、私個人の考えとして参考にしてください。

ペットにAirTagをつけるメリットとデメリット

メリットデメリット・注意点
万が一の迷子時に居場所がわかる
小型・軽量でペットに負担が少ない
電池交換が簡単で長持ち
コストが安い
AppleがAirTagをペットに使用することを推奨していない
リアルタイム追跡ではない
小型犬や猫には大きめ
事故や紛失のリスク
音に敏感なペットは注意

メリット

①万が一の迷子時に居場所がわかる

Find My

ペットにAirTagが付いていれば、迷子になっても「Find My(探す)」アプリでおおよその位置を追跡できます。

普段からAirTagを愛用しており、鍵や財布やスーツケースに入れています。

夫は毎日のようにAirTagで鍵や財布を探しています。笑

②小型・軽量でペットに負担が少ない

AirTag

AirTagは直径3cm程度、重さ約11gととてもコンパクト。

中型犬や大型犬なら違和感なく装着できます。

③電池交換が簡単で長持ち

ボタン電池

1年以上持つボタン電池(CR2032)で稼働。

工具不要で回すだけで簡単に開けることができるのも◎

電池残量が少なくなるとアプリ上に表示が出ます。

④コストが安い


AitTagは1個$24、4個セットで$79.98です。(2025年8月現在 – Amazon.com

他のGPS製品よりも安く、一度買えば年会費はかかりません。

アメリカの会員制スマート首輪「Fi」を利用していた時は、1年単位で$189払っていました。

デメリットと注意点

①AppleがAirTagをペットに使用することを推奨していない

公式にはペットに使用することは推奨されていません。

AirTagは本来、鍵やカバン、財布などの「持ち物」を見つけるために設計された小型トラッカーです。

ペットに使用するためには安全面に懸念があります。

例えば、AirTagを噛んで壊す、飲み込むといった事故のリスクや首輪から外れて紛失する可能性、濡れたり衝撃により耐久性が低下する恐れなどがあります。

AppleはAirTagをペット用として禁止しているわけではありませんが、「あくまで物品用であり、ペット追跡は自己責任」という立場です。

②リアルタイム追跡ではない

AirTagはGPSのようなリアルタイム追跡機能ではありません。

近くにあるiPhoneなどAppleデバイスを経由して位置情報を送信します。

Bluetooth通信範囲:おおよそ 10〜15メートル程度

AirTagはiPhoneなどを持つ人の近く(10〜15m以内)に行った瞬間に位置が更新されますが、その距離以上離れていると更新されません。

そのため、通信圏外やAppleデバイスが近くにない場所では位置情報が更新されず、迷子や脱走時にすぐ見つけられない可能性があります。

人けのない山奥やビーチ、郊外に行ってしまうと位置情報が更新されない可能性が大きくなります。

よくペットとハイキングに行くような方や郊外に住んでいる方には向いていません。GPSを購入した方が良いでしょう。

④小型犬や猫には大きめ

小型犬や子犬、猫には大きめなのでサイズ感が気になるかもしれません。

安全面でもっと懸念が出てくるのかもしれませんが、近い将来もっと小型になることを期待しています。

⑤事故や紛失のリスク

AirTagは丸くて小さいため、噛んで壊す飲み込むといった事故のリスクや首輪から外れて紛失する可能性、濡れたり衝撃により耐久性が低下する恐れなどがあるそうです。

ペットに使用するためには、安全性の高い専用カバーや二重リングを使うことが重要になってきます。

⑥音に敏感なペットは注意

AirTagは、ストーキング防止・探す・盗難防止の目的で音が鳴ります。

  1. AirTagの持ち主から長時間離れているとき
  2. 「Find MY(探す)」アプリで「Play Sound(音を再生)」を押したとき
  3. 他人のiPhoneに「不明なAirTagがあなたと一緒に移動しています」と警告が出たあと

AirTagが持ち主のデバイスから離れ、かつ一定時間(通常8〜24時間程度)経過すると、近くにいる人が気づくように音がなります。これはストーキング防止のための機能です。

音に敏感なペットはびっくりしたりストレスを感じるかもしれません。

音に敏感かわからない場合、どんな反応をするか一度試しておいた方が良さそうです。

びっくりして逃げちゃうようなら使用をやめるか、いざという時はできるだけ音を鳴らさずに探した方が良いです。

ペット用におすすめなAirTagカバー

現在使っている首輪やネックレスの太さや形、迷子タグの有無などによって、どんなAirTagカバーが合うかが変わってきます。

重要なポイント
  • 強度がある
  • 軽い
  • コンパクトなデザイン
  • 防水

ペットに負担をかけないためにも、軽くてコンパクトなデザインは最も重要な点だと思います。

AirTag自体がすでに防水(IP67)ですが、AirTagカバーも防水だとベストだと思います。

防水ではなくても穴が空いているタイプではなく、全体がカバーされている方が良いと思います。

普段濡れることはほとんどないとは思いますが、雨の日や海で遊ぶ時万が一水に落ちた時にも心配入りません。

普通のキーホルダー
Amazon.com

普通のAirTagカバーは鍵などに付けることが想定されているので、キーチェーンを付けるとどうしても長くなります。長いと下を向いた時に地面についたり、水やご飯に入ってしまう可能性があります。

実際に買ったものも含めて、ペット用におすすめなAirTagカバーを3つ紹介します!

  1. プラスチックでネジ式の防水タイプ
  2. ラバー素材で防水のタイプ
  3. 首輪に通すスライドタイプ

その他:おすすめのリング

1. プラスチックでネジ式防水のぶら下げるタイプ

AirTagカバー
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  • 強度がある
  • プラスチック素材で軽い
  • 小さめの二重リング付属
  • ネジ式でしっかり固定される(専用ツールあり)
  • 防水(IP68)
  • コンパクトなデザイン
  • フルカバーで目立たないデザイン
AirTagカバー

鉄素材のような見た目ですが、プラスチック素材で軽いです。

手にフィットする丸みがある形です。

付属のリングが小さめの二重リングなのも◎。

ネジ式でしっかり固定されて、専用のツールがないと開けられないのでAirTagの盗難防止になります。

防水レベルは「IP68」でほぼ最高レベルです。

  • IP:Ingress Protection(侵入に対する保護)の略
  • 6:防塵等級(0〜6のうち、最高レベル)
  • 8:防水等級(0〜9のうち、ほぼ最高レベル)

メタルの迷子タグをつけている方は、当たってカチャカチャいいます。

カチャカチャいうのが気になったので、次に紹介するラバー素材のものにしました。

2. ラバー素材で防水のぶら下げるタイプ

AirTagカバー
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  • シリコン製で柔らかく360℃衝撃を吸収する
  • ピッタリ密着する
  • 防水(IPX8)
  • コンパクトなデザイン
  • フルカバーで目立たないデザイン
  • カラー豊富

ラバー素材なので軽く、360℃衝撃を吸収してくれます。

迷子タグに当たってもカチャカチャいいません。

ケースを思いっきり伸ばさないとAirTagが入らなくて苦戦しました。その分入ればピッタリ密着して、安心感があります。

AirTagだと分からない目立たないデザインで気に入っています。

防水レベルは「IPX8」でほぼ最高レベルです。

  • IP:Ingress Protection(侵入に対する保護)の略
  • X:防塵等級(ここでは記載なし、つまり「省略されている」)
  • 8:防水等級(0〜9のうち、ほぼ最高レベル – 1mの深水に31分沈めても機能に支障なし)

赤青黄色、パステルカラーと色も豊富なので、好きなものを選べます。

AirTagカバー

ただ付属のリングが二重リングではなく、太くて大きめのカラビナ(写真:中)なので長さが出るのと外れやすいかもしれません。

小さめの二重リング(写真:左)に変えて使用することにしました。

小さめの二重リングを使用する際の注意点は、ラバー素材が柔らかいので傷つけないように入れることです。

3. 首輪に通すスライドタイプ

AirTagカバー
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  • 強度がある
  • ネジ式でしっかり固定される(専用ツールあり)
  • 本体プラスチック素材、メタルループ
  • コンパクトなデザインで揺れない
  • 防水(IPX8)
  • 他のカラー:青・ピンク

首輪に通すカバーは、ぶら下げるタイプではないので揺れないのが大きな特徴です。

ぶら下がっていないので、引っ張られたりちぎれたりするリスクが減ります。

ネジ式でしっかり固定されて、専用のツールがないと開けられないのでAirTagの盗難防止になります。

そして首輪に通す部分がメタルループなので丈夫です。

防水レベルは、こちらも「IPX8」とほぼ最高レベルです。

  • IP:Ingress Protection(侵入に対する保護)の略
  • X:防塵等級(ここでは記載なし、つまり「省略されている」)
  • 8:防水等級(0〜9のうち、ほぼ最高レベル)

黒以外にも青やピンクのカラーがあります。

おすすめのリング

小さい二重リング
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首輪やネックレスとAirTagカバーを繋ぐリングを小さくて外れにくい「二重リング」に変えるのもおすすめです。

100均でも売っているようです。

普通のキーホルダー
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付属のキーリングが大きいとその分全長が長くなってしまいます。

そして上のようなカラビナだと引っかかって外れる可能性も。

実際に使って感じたこと

愛犬にAirTag

我が家の愛犬(10.5kg)は普段ネックレスを使用しています。

ラバー素材で防水のぶら下げるタイプを付けることに決めました。

メタルの迷子タグにあたってもカチャカチャいわないのと、迷子タグに隠れて目立たないデザインで気に入っています。

1週間経ちましたが、外れたりすることはまだありません。

他の犬と遊ぶ時には、引っ張られたりちぎられないように注意して見ています。

公園やビーチでも安心してオフリードにできるようになり、迷子の不安が大幅に減ったのを実感しています。

ただ人けの少ないところでは反応が遅いので、やはり山や郊外での捜索には向いていないと思います。

しばらく使用してみて様子を見たいと思います。

まとめ:AirTagでペットの迷子防止

AirTagはGPSと違い完全な追跡装置ではないものの、都心に住んでいる方にはペットの迷子防止対策として有効だと思います。

AirTagをペットに使用する際は、噛んで壊したり飲み込んだりする事故、または強い衝撃が加わることがないよう、十分に注意が必要です!

軽量でコストも比較的安く、安全性の高いカバーと二重リングを使えば安心して活用できます。

ペットの安全を守るためにAirTagの使用を検討してみてはいかがでしょうか。

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