愛犬の歯石取り体験談です。
愛犬・ポテチが1歳を過ぎた頃、知り合いにもらったボーンメロー(骨髄が付いた骨)をガリガリしていて、気付いた時には歯が所々欠けてしまっていました。泣
愛犬に硬い物をあげる時は十分に注意して下さい。
その後すぐに動物病院を受診。
問題は無いそうで遺伝的に歯が弱いとの診断を受け、全身麻酔での歯石取りをすすめられました。
それから1年に1回は歯石取りをお願いしています。
全身麻酔での歯石取りのメリット・デメリット、過去3回の体験談、見積もりの値段と実際に払った費用などをまとめました。
歯石取りのメリットとデメリット
野生の犬は本来歯石取りなんてしないはずですが、現代の飼い犬は食生活の変化に伴って歯石がたまってしまいます。
歯石取りのメリット
- 歯周病の予防
- 口臭改善 -口臭がきつくなったりすると、すでに歯周病が進行した状態かもしれません。
- 他の病気を誘発するのを防ぐ – 歯周病は、関節炎や肝炎などの病気を引き起こしたり、心臓や肝臓などで起こる病気を誘発する可能性をもっています。
全身麻酔での犬の歯石取りには賛否両論ありますが、私たちは賛成です。
もちろん愛犬の年齢や健康状態によるとは思います。
全身麻酔のメリット
- 精神的・肉体的なストレス軽減
- 動かないので思わぬ怪我や事故を防げる
- 動かないので早く終わる
- 表面だけではなく、ポケットの中の歯石まで除去できる
全身麻酔のデメリット
- 少なからず死亡リスクがある(麻酔による死亡率は健康な犬でも0.05%)
- 高齢であったり健康状態に不安がある場合は合併症などを引き起こす可能性がある
歯石取り体験談
歯石取り前日
- 前日の22時以降絶食
- お水は当日7時まで少し飲ませてもOK
- 当日7時半から8時までに病院へ連れてくるように
病院から電話があり、予約の確認と注意点について説明がありました。
歯石取り当日
朝一にいつも通り散歩。朝ご飯は抜きで、水はあげたけど飲みませんでした。
時間までに病院に向かい、書類にサインした後治療室に入って行きました。
パッチテスト前後(1回目)、歯石取りの前後にも電話があり、愛犬の様子を教えてくれたので安心する事ができました。
歯石取りが始まる直前の電話では、これから1時間は念の為すぐ連絡が取れるようにしていてくださいと言われました。
前足の一部分の毛が剃られて、そこから麻酔が打たれます。
1回目の時は麻酔に拒否反応が出たりしないかパッチテストを最初にしていたので、時間がかかりお迎えは14時頃でした。
2回目は11時半には迎えに来てと連絡があったのであっという間に歯石取りが終わった様です。
3回目は、歯石取り後に電話で下の両側の奥歯の状態が悪いので抜いた方が良いと言われ、急遽抜歯してもらうことに。(2本約$130)
さらに耳の内側の毛が多い+耳を触ると嫌がるのでグルーマーさんに耳のお掃除ができないと以前から指摘されていました。
麻酔が効いているうちに耳の内側の毛も抜いてもらいました。($12)
同時に色々と処置してもらい、お迎えは13時半頃でした。
歯石取り後
- 当日の夜ご飯はいつもの量の1/2から1/4の量
- 今後2週間は柔らかいご飯をあげる
- 今後2週間は硬いおやつやおもちゃを与えない
- 2週間後から自宅でデンタルケアをする
歯をチェックしたら今回も白く綺麗になってました!嫌な匂いもない!
帰宅後は、麻酔の影響でぼーっとしていてずっと安静にして寝ていました。
夜お腹が空いた様で、いつもの量の1/4だけご飯をあげました。
いつもフレッシュフードを食べているので、ご飯を変える必要はありませんでした。
いつも与えているチキンジャーキーは硬めなので、柔らかいおやつに変えています。
費用
見積もりと請求額
2年前の1回目の見積もりで出た金額は、$1167 ~ $2178
→ 実際の請求額は、$688
1年前の2回目の見積もりで出た金額は、$702 ~ $1564
→ 実際の請求額は、$875
今回の3回目の見積もりで出た金額は、$1439 ~ $2649
→ 実際の請求額は、$960(2本抜歯$130+耳の毛抜き$12は抜いた金額)
見積もりにかなりひらきがあります。
当日の健康状態や使う麻酔の量によって変わってくるのでしょうか。
保険適用後に実際に払った金額
ポテチは保険に入っていて、今回の治療は保険が適用されます。
ポテチの保険は自己負担額が$300で、それを超えた額の払い戻し率は90%。
自己負担額の$300を越えたら、それ以降実質の負担額は10%という事です。
自己負担額がすでに超えている場合、全額支払う→保険会社に申請→審査→承認されれば90%分が払い戻されるわけです。
すでに自己負担額の$300は超えているので実質支払った金額は、
1回目 $68.8
2回目 $87.5
3回目 保険会社に申請中
保険に入っていなかったらかなり大きい出費でしたが、保険によって10%の負担額で済みました。
注意
ポテチの場合は、〝歯が弱い病気〟として保険が適用されます。
今回の様な高額な治療の場合、万が一保険が適用されない、却下されたりしたら困るので、治療の前に保険会社に審査が通るのか確認する事ができます!
犬の歯石取りまとめ
歯石取りの後毎回、歯のケアに関するセットを頂きます。
Virbac(ビルバック)の歯磨き粉のサンプルを使ってみてポテチが喜んで歯磨きしてくれたので、AmazonでPoultry(ポウルトリィ)=チキンフレーバーを購入しました!
獣医さんにお勧めされたドックフードも試しました。
歯石が取れる成分が入っているの!?と少し不安でしたが、成分ではなく大きくて固めで歯が刺さった時に歯石が取れるように設計されているらしいです。
ポテチは好き嫌いが激しいうえに飽き性で、最初は喜んで食べていましたが2袋目が終わる頃には食べなくなってしまいました。
結局日頃のケアが1番大事なので毎日の歯磨きを徹底して、愛犬の〝歯〟を守っていきたいです。